きままなランナーのためのランニングシューズ選び
Photo by Strolic Furlan - Davide Gabino
たまに近所を走るくらいのランナーには
ランニングシューズの選び方についての情報はたくさんあるけど、別に大会に出るわけでもなく、週に1~2回、近所を走るような人向けの情報は案外少なかったりする。その程度のきままなランナーに最適なランニングシューズは、気合の入ったものとはまた違ってくる。
タイムを気にしないでゆっくり走るのにレース用の軽くて高価なシューズを履くと、すぐに寿命が来てしまう。軽いジョギングやLSD(Long Slow Distance)に適したシューズというのは、ランニングシューズの中でも重くて安い価格帯のものだ。
重いといってもそこはランニングシューズ、他の分野のシューズに較べれば全然軽いし走りやすい。どうせたまにしか走らないから普段履いているスニーカーでいいや、と考える人もいるかもしれないけど、それでもランニング専用のが1足はあったほうがいい。というか僕がまさにその考え方で、それまでバッシュ(ローカット)のスニーカーで走っていたのが、ある日ランニングシューズに変えたら、あまりの違いに感動したほどである。その感動を味わうためにあえてスニーカーで走ってみてもいいかもしれないが・・・。
一応、自分がどれくらいの距離を、どれくらいのペースで走っているか知りたい場合は、地図蔵、きょり測、きょりタン等のサイトで距離を測って、走る時に時間を計ってみるとわかる。 それから自分の体重も関係してくる。重めの人は軽めの人より、シューズのクッション性・サポート性が必要になる。
ランニングシューズのメーカー
メーカーについては、ランニングではアシックスが最もランナーの支持が高く、次がミズノ、他にはアディダスやナイキ、ニューバランス等がある(バスケやサッカーとはだいぶ違うので意外に感じるかもしれない)。
特にこだわりがなければアシックスかミズノなら間違いがない。大雑把な傾向としては、アシックスはクッションやサポートがしっかりしているのが多く、ミズノは軽量なのが多いという印象。
WEB等で自分に合いそうなシューズの目安がついたら、大きめのスポーツ専門店に行って試し履きをしてみよう。普段履いている靴のサイズがもちろん参考になるけど、足の形というのは人それぞれで、足の甲だけあたるとかがあったり、シューズとの相性というのもある。
主なシューズ
アシックス:GT-2000 NEW YORK/ゲルカヤノ/ゲルニンバスなど
ミズノ:ウエーブライダー/ウエーブクリエーション/ウエーブインスパイアなど
アディダス:アディゼロなど
基本はジャストサイズだけど…
はじめてランニングシューズを探しにスポーツ専門店に行った時のこと。僕は片方の足の親指が長くて、ジャストサイズだとどうしてもつっかかって、ひとまわり大きいサイズにしようかと思ったところ、店員さんはジャストサイズがいいですよという。
その時は閉店間際だったのでいったん保留にして、次の日にまた行ってみた。すると前の店員さんはいなくて、その日の店員さんは、少しでもきつく感じるなら大き目サイズの方がいいですよという。それで結局大き目を買って、それを履き潰した後もセールで安いのがあったこともあり、同じシューズの同じサイズを買った。その時も試し履きをしたけど、きついときは大き目、という判断は間違っていなかったと思う。
というわけで、最終的に頼りになるのは自分の感覚、というところがある。
それにしても、人間の身体というのは千差万別というか、規格におさまりきらないところがあるものだ。
ロードジョグとマキシマイザー
ちなみに、きままに走るのであれば究極の選択は
ロードジョグ(アシックス)
マキシマイザー(ミズノ)
かもしれない。安いし、ホームセンターやネットならさらに安く買える。 もちろん走り心地はちょっと劣るけど、たまに走るには十分なのと、見た目が地味なので通勤や普段使いにも違和感が少ないっていうのがいい。
僕が買ったのはウェーブライダー(ミズノ)。最初に買ったのはこれの2~3世代前のもので、デザインも気に入っていたけど、画像が残ってない・・・。写真のは色が個性的すぎて売れ残ったのか、セールで安くなっていた。機能については言うことなし。
マキシマイザーの出番も多い。走りに行く時よりも、どこかへ行くついでに走って行く、という時用。サイズはウェーブライダーと同じ。