演劇ワークショップのエクササイズ
演劇ワークショップの構成は、基本的にはいくつかの「エクササイズ(ゲーム)」と「シェアリング」「ショー」などからなっています。 ここではその「エクササイズ」の代表的なものの一部を集めてみました。 かなり説明をはしょっていますが、足りない部分は想像で補ったり適当にアレンジしてみてください。
アイスブレイク系
ワークショップの導入によく使われる。ウォーミングアップや緊張ほぐしになる。
- 他己紹介
- ペアを組んで自己紹介をし合い、それを互いに全体に紹介。うそOKでほめちぎる、というバリエーションなども有り。
- 15秒プレゼン
- 好きな本、映画、音楽などについて。
- ネーム・トス
- 輪になって相手の名前を呼んで歩いていく。呼ばれた人は到着前にほかの人を呼んでやはり歩き出す。呼び方を、喜んで、悲しんで、怒って、などのバリエーションも。
- ジングル
- 自分の名前を効果音、メロディ、身体の動きなどをつけて表現。みんなでそれをまねる。バカになれます。
- ブラインド・ウォーク
- 目隠しして歩く。想像力が飛躍。信頼関係が大事。応用範囲広い。
- カテゴリー
- 巨人ファンのひとー、長男のひとー、歯ブラシは固めが好きなひとーなど、他愛のない共通項を探してみましょう。ちょっとウルトラクイズの○×っぽい。
- ロンゲストライン
- 会場から住んでいるところまでの所要時間の短い順! とかで並ぶ。となりの列と競争してみたりも。
- 何やってるの?
- 自分のしている動作と違うことを言うのって、案外難しい。
- レポーター
- 見えるものをどんどんレポートしていく。
- ほか多数
身体系
身体を大きく動かすことで気分の方も盛り上がったりするなど、気分と身体は双方向的であることを知るもの。あるいは身体の声に耳を澄ます、空間を感じる、動きを生み出す要素を知るものなど。
- キネティックダンス
- 自分からではなく、ほかの人の影響で動く。
- ピクチャー
- ひじだとか、腰だとかで空間に線を描く。いろんな種類の線。まっすぐ、ぐにゃぐにゃ、スピードなども変える。つられて別の部分も動く。位置関係が変化する。
- ポーズまわし
- 隣の人のポーズや音をよく観て真似て、次の人にまわす。
- ミラー
- ペアで相手の動きを真似る。リードしたりフォローしたり。
- マントラ
- 心の中でしゃべる。言葉の内容やしゃべり方で振る舞いはどう影響されるか。また、しゃべりながら動くというダンス系のワークショップもいろんな発見があります。
- ナイン・ポイント
- 空間に架空の9個の点をおいて、そこを身体の任意の場所で触れる。直でも、まわりみちでも。
- ほか多数
コミュニケーション・表現系
とはいっても、ほとんどすべてのエクササイズにはコミュニケーション・表現系の要素があるわけですが。
- フリーズ・タッグ
- ツリーゲーム
- シーンを作ります。それをいろんな角度から眺めて、その連想からまた違うシーンを作っていきます。
- ウインクキラー
- 目が合っているときにウインクされたら死んでしまいます。
- シェイピング
- 任意のポーズを相手にとってもらうために、言葉を使わずに表情などで「近い・もう少し」とか「違う」を伝える。
- ほか多数