【翻訳】"I Want"ソング

Wikipediaの"I Want"songより翻訳しました。

概要

"I Want"ソング("I Wish"ソングとも呼ばれる)は、ミュージカルで歌われる、人気のある歌の種類である。ディズニー・ルネサンスの時期を通じて公開された一連の歌――主人公が、いかに自分は現状に不満で、何を探し求めているかを歌うもの――で特にポピュラーな用語になった。

"I Want"ソングという用語はLehman Engel(ブロードウェイ等の作曲家・指揮者)によって作られたと言われている。

意図

作曲家のStephen Schwartzはそのコンセプトを、ディズニー映画ポカホンタスで説明している。

「公式」があるわけではありません、しかし私がこの数年で学んだことは、みなさんがタイトルを言えるくらいうまくいったミュージカルはたいていいずれも、作品中のはじめの15分くらいのうちに、主人公の"I Want"ソングがあります。例外もありますが、多くの場合そういった機会の欠如は、作品の欠点になると感じます。
"Just Around the Riverbend(川の向こうで)"は標準的な"I Want"ソングではないかもしれません、というのも主人公ポカホンタスはジョン・スミスに会うまでは、本当に強く何かを求めているわけではないですから。しかし、彼女の父や社会が用意した運命やそれに従おうとする彼女の望みとは別に、追及するべき運命があるのだということを、その歌を通して彼女は自覚するのです。
3番目の曲"Mine Mine Mine"は、中心となる劇的対立を立ち上げるために、敵対者ラトクリフと、「彼が」何を望んでいるかを紹介していると見ることができます。

ミュージカル中への配置

Musical 101(ミュージカルについての百科事典的サイト)はこう説明する。 主な"I Want"ソングは、第一幕の早いうちに、主人公たちが鍵となる願望の動機づけについて歌い、それは(観客を含め)すべての者を、その作品の残り全部を通じておし進めていく。多くの場合、それらの歌には文字通り"I want"や"I wish"、"I've got to"という言葉が含まれている。

有名な例としては、マイフェアレディの"Wouldn't It Be Loverly"、Carnival!の"Mira"、サウンドオブミュージックの"I Have Confidence"、プロデューサーズの"King of Broadway"がある。

ボブ・フォッシー(振付師・映画監督)は、ディレクターの視点で見れば、ショーには3種類の歌しかない、と言っている。"I Am"ソングはキャラクターや状況を説明、願望や動機づけの"I Want"ソング、そしてそれらに当てはまらない"New"ソングである。

ミュージカルをこえて

Schwartzはまた"I Want"ソングは、それらが演じられるミュージカルをこえて生命をもっている、とも記している。

"I Want"ソングが最も録音されているものの中に含まれがちなことに、私は驚きません。それらはしばしば、ショーの他の歌よりもっと、いくぶん高く上がり得るもの(つまり、ショーの枠の外側でも意味が通るもの)です。そして、歌い手に何か役目を与えます。
標準的な用語としては、"I Want"ソングは物語の筋を前に進めるだけではなく、先導するキャラクターの願望を形作り、それがショー全体の筋をおし進めます。

この用語は古い"I Want"ソングにも遡って使われてきた。ディズニー・トップ10で、The Daily Dot(ネットカルチャー等のメディア)はロビンフッドの"Not In Nottingham"をベスト"I Want"ソングに位置づけている。このサイトでは、"I Want"ソングは敵対役にも歌われるとして、ノートルダムの鐘の"Hellfire(罪の炎)"を5位としている。

FanPop(ポップカルチャーのファンサイト)はリトル・マーメイドの"Part of Your World(パート・オブ・ユア・ワールド)"をベストとしている。

The WFPL(ラジオ局)の記事、「ミュージカルの偉大な"I Want"の瞬間」では"Belle(ベル)"(美女と野獣)、"Somewhere That's Green"、"Wouldn't It Be Loverly"、"Lonely Room"、"Corner of the Sky"そして"Part of Your World"を選んでいる。

Schwartzはライブミュージカルのための"I Want"ソングもまた書いており、ピピンの "Corner Of The Sky"やウィキッドの"The Wizard and I"などがある。

April 2017, Wikipediaより翻訳