【翻訳】How Far I'll Go 制作の経緯

Wikipediaの"How Far I'll Go"より、概要と制作の部分を翻訳しました。

概要

"How Far I'll Go" は、ディズニーの2016年のアニメ映画Moanaの歌である。リン=マニュエル・ミランダによって作曲・プロデュースされた。歌は作品中、モアナ役であるアメリカの女優・歌手アウリイ・クラヴァーリョにより歌われた。またカナダの歌手アレッシア・カーラもMoanaのサウンドトラックに録音した。

この歌は第89回アカデミー賞ベストオリジナルソングと第74回ゴールデングローブ賞ベストオリジナルソングにノミネートされた。

制作

"How Far I'll Go"はモアナの"I Want"ソングとして、ディズニー・ルネサンス期から長く続いてきた"I Want"ソングの伝統に従って作曲された。以前の試みであった"More"と呼ばれる曲は、これによって置き換えられた。"More"のデモ版はマーシー・ハリウェルによって録音され、デラックス版サウンドトラックにアウトテイクとして収録されている。

ミランダは依然としてこの歌を最初の下書きとして「とても誇りに思っている」と強調するが、振り返ってみると十分に良くはなかった。モアナがその時点ですでに島のすべてを見つけてしまっていたことから、その曲は彼女のぼんやりとした「もっと見たい」という望みを表しているに過ぎなかったのだ。

"How Far I'll Go"は対照的に、より深い、より豊かなメッセージ――彼女の、島や家族や人びとに対する誠実な愛にも関わらず、リーフを超えて探検したいという抗いがたい衝動との奮闘――を表現している。

ミランダが説明するように「それは私にとって『私はここが嫌いだから出ていきたい』よりずっと複雑なのです。『私はここにいるのが好き、両親が好き、だけどなぜ私は海に向かって歩き、ここから出ていくことを夢想するのを止められないの?』そしてその本能を問いますか?これはさらにまた混乱するものです。重要な物語でもあります」

彼自身に歌を"More"よりもっと切実にするために、ミランダはメソッドを使った。ミランダによると、両親の住居にある彼の子供時代の寝室に、彼自身を週末1つ分まるまる閉じ込めたのだ。彼の心を16歳(映画中のモアナと同じ歳)に押し戻すために。彼の楽しい中産階級の子供時代――それはショービジネスとは全く何のつながりもない――という現実と、彼のジョービジネスのキャリアへの夢との間にある「不可能な距離」のようなものに直面していた時期に。

また彼は"Let It Go"の後の"I Want"ソングを作っていることを十分に自覚していた。そして、何を作るにしても"Let It Go"とは違うものでなければならないということを。

April 2017, Wikipediaより翻訳