香港の大看板群

香港名物の筆頭とも言える大看板群だが、その数は年々少なくなってきている。
街を活気づけ観光資源としても重要である一方、風通しを遮ってしまうことでヒートアイランドを助長する他、汚染物質の滞留が感染症(SARS等)のリスクを高めると考えられ、規制ができたのだ。台風による落下事故の危険もある。

旅行者から見れば、あのどでかい看板が頭上を埋め尽くし、見慣れない漢字やアルファベットがところ狭しと並ぶさまは、エネルギッシュな香港の混沌そのものと重なるようでいつまでもそんな景観とともにあってほしいところだが、それが住みにくさに繋がるというような事情を聞くと、なかなか難しいものだなと思わされる。

ちなみにこれらの看板群は、一見無秩序でデタラメに乱立しているようにも見えるが、実際はお互いが重ならないような工夫がされているのだとか。雑多なものが不思議に共存する香港らしい。